私の女友達を男性恐怖症に陥れたセクハラゲーム

男性恐怖症男女のトラブル
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近年はさまざまなハラスメントの話を聞きますが、中でも昔からよく聞くのは「セクハラ」ですよね。セクハラとはあまり関係ありませんが、私も軽い痴漢をされたことがあります。痴漢もセクハラも気分が良いものではありません。

私の女友達Aは当時流行っていた「いつの間に交換日記」という3DSのサービスを通じてセクハラされ男性恐怖症に陥りました。いつの間に交換日記とは2011年に開始された3DSで利用出来るサービスです。

手書きで文字やイラストを描き、フレンドリストに登録されている友達へ送ることが出来ます。また、すれ違い通信で他人へ送ることも可能です。文字だけでなく写真や音声を貼り付けることも可能です。男はどのような方法でAにセクハラをしたと思いますか?

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女友達Aを男性恐怖症にした男との出会い

当時、Aはいつの間に交換日記にハマっていて私を含めた色んな友達に日記を送っていたのです。
日記と言っても「今日は○○を食べた」「今日は□□へ行った」という簡単なもの。

Aは絵が得意で、日記と共に可愛い簡単なイラストも載せていました。私たちはAから日記が届く度に「あの絵可愛いね」とか「□□に行ったの?いいな~」と話しかけていました。

絵を描くことで褒められる上に羨ましがられるA。そんな日々が気持ちよかったのか、Aは次第に「もっと色んな人に褒められたい」と思うようになったのです。

そこで目を付けたのはフレンドコード交換掲示板です。

ネットではフレンドコードを交換するための掲示板がいくつもありました。Aはその中の1つに目を付け、素性も知らない色んな人とフレンドコードを交換したのです。

フレンドコードを交換したたくさんの人の中の1人がセクハラ男でした。

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セクハラ男から変な写真が届くように

Aは日記を送るだけでなく、人から送られてきた日記も楽しんで見るようなタイプでした。今までは私を含めた学校の友達数人が送ってくるだけでしたが、複数の人とフレンドコードを交換したので毎日たくさんの日記が届くようになったのです。

今までは同い年の子どもが送ってくる日記ばかりでしたが、Aの元には遠くの土地で暮らす知らない人からも日記が届くようになりました。

Aは知らない世界を見ている気分になり、日記を読むのがもっと楽しくなったそうです。

ある日、送られてきた日記を順番に見ていると写真が1枚だけ貼られた日記を開いたそうです。その時は何の写真かわからずスルー。その写真はセクハラ男が送ってきたものでした。

正体は男性器です。

撮影された部屋が暗く逆光だったのでシルエットのようになっていましたが、今思い返してもあれは男性器だったとはっきり言えます。その日からセクハラ男からAの元に毎日変な日記が届くようになったのです。

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Aからセクハラ被害について相談されるようになった

連日届くセクハラ男からの写真には「自慰行為中の写真」や「AVのパッケージを撮った写真」などが送られてきました。

当時小学生だったAは次第に「これは見てはいけないやつだ」と認識するようになったのです。しかし、Aの中には「折角送ってきてくれたのに見てあげないと可哀想」という思いもありました。

そんな葛藤に悩んでいたA。

ある日、私がAの家へ遊びに行くと「変な日記が送られてくるの」と相談されました。
実際に送られてきた日記の数々を見て、私も「これは子どもが見てはいけないもの」と判断。

まだ幼い私たちの中にも「フレンドリストからセクハラ男を外す」という選択肢は真っ先に出てきました。しかし、「大人の男の人に逆らったら何をされるかわからない」という恐怖で外すことが出来なかったのです。

大人になった今なら「どこに住んでるかもわからないし、こっちの居場所も知らないんだから何かされるわけない」とすぐに削除するでしょう。

しかし、まだ子どもだった私たちは「近くにセクハラ男がいる」と思い込んでいたのです。また、性の話題を避ける大人たちを見て「このことを報告したら怒られちゃうかも」と思い、怒られたくないが故に親や先生に報告することも出来ませんでした。

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セクハラされ続けたAは男性恐怖症に

結局、Aは1ヶ月にも渡りセクハラ男から卑猥な写真を送りつけられていました。そのせいですっかり男性が怖くなり、今まで仲良くしていた男友達とも話さなくなってしまったのです。

変わってしまったAを見て不審に思ったAの母親が色々調べていると、セクハラ男からの日記を発見したそうです。Aは母から「なんでもっと早く言わないの!」と怒られ、ゲームはしばらく没収。

当然、セクハラ男はフレンドリストから外されました。

Aは今でも男性恐怖症で苦しんでいます。

恋愛には興味があるそうですが、男性と性に対して臆病になってしまったらしく一歩踏み出せないようです。また、両親から「彼氏は出来た?」とたびたび聞かれるらしく、その連絡もプレッシャーに感じているみたいです。

セクハラは被害者の心に深い傷を植え付けます。加害者側は一時の快楽を手に入れるだけかもしれませんが、被害者は何年も苦しむことになるのです。

Aは「あの時フレンドコードを交換していなければ」とか「あいつのせいで恋愛が出来なくなった」と悲しみ、会ったこともない男のことを憎んでいます。すでに「いつの間に交換日記」のサービスは終了しており、証拠となるものはありません。

しかし、Aはたびたび「機会があるなら訴えてやりたい」と言っています。

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■最後に半沢君からコメント

半沢君

友達(男友達・女友達)からセクハラ相談を受けている

セクハラゲームでせクハラの被害に遭った

信頼していた人にレイプされた

世の中には性的な嫌がらせや被害を受けている人がいます。男性がセクハラされるケースもありますが、女性がセクハラされるケースの方が圧倒的に多いでしょう。

性被害の体験談は当サイトでもいくつか掲載しておりますが、なかなか声を上げて助けを求めることが難しい課題だなと感じております。

性的な相談をする恥ずかしさ。相談しても意味がないんじゃないか?という不信感。仕返しされたりプライベートが壊されたりするんじゃないかという恐怖。

セクハラやレイプは、第3者のサポートがかなり重要かなと考えてます。被害者本人はいろんな感情に飲み込まれて冷静な判断ができません。

にもかかわらず初期対応を間違えると解決できないケースも出てきます。

そうならないよう第3者が率先してサポートしてあげることが大事です。弁護士や公的機関はもちろん、親や友人が代わりになって動いてあげると被害者の方の苦しみが報われます。

もし、身近な人に相談しづらいなら私のLINE公式でも相談に乗ります。まずは、誰かにアウトプットすることがとても大事です。

信頼していた人にレイプされた。私が「死にたい」という感情から抜け出すまでの体験談
レイプされたあの日から12年が経ったいま、当時の出来事を振り返りながら「レイプされたときの対処法」をお話できればと思います。性被害に遭われた方々のお役に立てたら何よりです。

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寄稿者:ライターしゅがっぺの生活