離婚の調停裁判で養育費の増額で話をつけることに成功した話

おすすめの弁護士保険家族のトラブル
この記事は約5分で読めます。

日本の離婚率は2020年1月~6月までの間で約10万120組いました。2002年の約29万組の離婚率からみると減ってはいるものの、やはり日本の離婚率というのは非常に高く、もう離婚しようかな…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、実際に私が経験した離婚調停・裁判において養育費の増額に成功した体験談をお話しさせていただきます。ぜひ今後の為に参考にしてみてください。

⇒離婚トラブル・養育費トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

離婚の決め手

私と元旦那は知人の紹介で知り合い交際し、入籍前に妊娠が発覚し。いわゆる授かり婚をしました。妊娠初期から嘔吐悪阻の酷かった私に彼は「音が気持ち悪いから黙って吐け・俺の仕事の方が辛いんだから悪阻くらいで弱音吐くな」と度々暴言を発していました。

その時からもうすでにこの人とはやっていけないと思ってはいたものの「シングルになる」そんな覚悟ができず、我慢の日々でした。

その後私が妊娠37週に入った頃、彼が違法薬物に手を染め、それを知った私が家を出て行こうとすると片手で私の首を絞め、もう片手で大きなお腹を何度も殴ってきました。その後私は救急搬送され警察沙汰に。その時の記録は後に調停・裁判に有利になりました。

その時は産後すぐには働けないこと・今の生活費がなくなるのは困るため、離婚は避けました。しかし、出産し、我が子が外へ出てきた瞬間に、あれだけ出来なかった「シングルになる」覚悟が一瞬にして決まったのです。

「この子は私が幸せにする。」そう思いました。出産から半月で別居することになるのですが、その半月の間彼が帰宅したのはたったの2回。着替え・お風呂に入ったらすぐに出ていく。彼は不倫もしていたのです。しかし、実は不倫の事は前からわかっていました。でも私には手持ちがない。そのため私は自力での証拠集めに必死でした。

⇒離婚トラブル・養育費トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

離婚調停・裁判開始

生後半月の我が子を抱え、まずは法テラスへ相談に行きました。そこで知り合った弁護士と共に戦うことに。調停の申し立てから2ヵ月ほどで第一回目が始まりました。そこでは婚姻費用・面会・養育費・親権・監護権・財産分与・慰謝料などの話し合いが行われました。

当時私は専業主婦、相手は会社員。年齢の割には稼いでいたため算定表の中でも高めの金額で婚姻・養育費が調停員から渡されました。しかし彼は当然のように値切りをし、また相手が有責者(不倫)だった事もあり、本来三桁の慰謝料を取れるところたったの50万を提示してきました。

私は早く離婚をしたかったこともあり、養育費がこちらの希望金額なら慰謝料は相手方の希望金額で良いと回答しました。そのため通常の養育費より増額することが成功しました。

もし相手が渋ってきたら、全てを反発するのではなく、自分にとってなにを一番譲れないのかを明確にし、こちらも折れることも場合によっては必要です。

⇒離婚トラブル・養育費トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

 

また、面会についてはあくまで子供の権利であるため面会の有無は親が決める事ではないのが基本です。ただ、面会に強制力は無いため、良くも悪くもドタキャンしても何の罰則もありません。

また、親権・監護権については子の年齢が小さければ小さい程ネグレクトや育児放棄、虐待がなければ大体母親が持つことが多いです。ただ、私のように離婚を急ぐのはリスクもあります。

それは「養育費の未払い」です。

離婚を急がないということは婚姻費用をより長く貰う事ができます。婚姻費用とは、妻の分の生活費も入っているため、通常養育費より1~2万円高く設定されています。また、婚姻中であれば相手も逃げようにも逃げられず、離婚成立までは支払いがほぼ確実にあると思えるからです。

養育費の未払いは日本中どこででも起きていて、注目されるべき問題です。ただ今の日本の法律だと逃げ回る相手や無職の相手から養育費を回収することができません。調停調書があっても、公正証書があっても、難しいのです。

2020年4月から法改正され、弁護士に依頼せずとも個人での財産開示請求の申し立てが容易に可能になりました。従わない相手には刑事罰も課せられるようになったのも特徴です。しかし、この法律も逃げ回る相手には効力は発揮しません。なぜならちゃんと会社に勤め、給与を口座に入るようにし、その口座を使っていないと意味がないからです。転職を繰り返す、口座を沢山もっている、相手には痛くもかゆくもない法律なのです。

⇒離婚トラブル・養育費トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

まとめ

以上の事を頭にいれ、離婚を先走らずまずは確実にお金を取れるように考えましょう。シングルになるのは、お金がいくらあっても足りません。人一人を育てるには莫大なお金がかかってきます。本当は算定表の金額だけでは我が子の将来を賄えないのも事実です。そのため、今取れるものを確実に回収しましょう。

手続きや今後の流れで個人では難しいことも沢山出てきます。弁護士や経験者、家族に相談してください。お住いの自治体にも相談無料の弁護士もいるはずです。まずは、一人で悩まず周りにSOSを出してくださいね。必ず味方がいます。

⇒離婚トラブル・養育費トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判