土下座を強要してきた客に土下座させられた屈辱を未だに忘れられない

土下座を強要してきた客に土下座させられた屈辱職場のトラブル
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「土下座」とは昔から日本に伝わる礼式の一つで、深い謝罪や請願の意を表す場合に行われるものです。

近年では土下座を巡り刑事事件化に至る事例が増加しています。また土下座の様子をSNS上に投稿し逮捕される事案も発生しています。つまり土下座を強要するということは強要罪にあたり、いかなる場面でも決してしてはならないということがこれだけでわかっていただけると思います。

普通に日々の生活を送っている分には土下座をすることなど生涯ないと思います。私も普通のサラリーマンで普通の生活を送っておりますが、3年前のある日、何の前触れもなく急に土下座を強要された被害者になったのです。

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客に土下座を強要され土下座をさせられた屈辱

今から3年前に実際に起こった私の体験談をお話しします。

私は旅行会社に勤務しており職務は法人営業です。これから先の話しには以下2つの前提がありますのでご承知おき下さい。

  1. 旅行会社には出発前に全額お客様からお金をいただくという原則がある。
  2. 以前から数回旅行のお手伝いをしていて信用調査済みだったので支店長了承のもと帰国後に全額お支払いいただくことになっていた。

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とある競技の世界大会に娘さんが日本代表に選出され私が飛行機やホテル、移動手段等全てをお手伝いしました。ヨーロッパ方面へ約2週間の渡航だったので約50万円の旅費でした。出発前の旅行内容に関するやり取りは全て父親と行っていました。

無事に帰国され父親に電話をし、御礼と入金のお願いをしましたが毎回「すぐ振り込みます」との返事でした。私・私の上司が電話をしても毎回同じ回答で、結局帰着後約4ヶ月経っても振り込まれないので、お住いの地域へ東京から出向きました。自宅の様子は新しい戸建住宅、車も2台ありお金に困っているようには到底思えませんでした。

ご不在の様子だったのでしばらく家の前で待っていると父親が仕事から帰ってきました。しばらく話していると今度は母親が帰ってきました。一度は通り過ぎたものの、戻ってくるや否やいきなり何の前触れもなく捲し立てられ、「何のお金かわかんないけど払って欲しかったら土下座をしろ」と言われました。

(後にわかったのですが、母親は既にお金を支払っていると思っていたのです。それにも関わらずこちらが連絡もなく自宅に来たことで怒り狂ったようです。)

それまでの一連の流れで、私としては全く落ち度がないので意味がわかりませんでしたが、とっととお金を払って欲しい一心で土下座をしました。そしてその場を立ち去りました。

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ホテルへ向かっている途中父親から電話がありました。内容は

  • 母親が会社を経営していて家計を全て握っていること。
  • 実は旅行出発前にこの旅行のお金を母親から預かっていたが、自分が全て使ってしまったので今更母親には言えない。大変申し訳ない。

とのことでした。

すぐに自宅へ戻り母親に父親から電話で聞いた話を全てそのまま伝えました。私の目の前で激しい夫婦喧嘩がしばらく続き、落ち着いたのちに母親からその場で全額現金でいただきました。

お金を全額回収できたことへの安堵感、お金が支払われなかった理由が実にくだらない内容だったこと、そして何より土下座を強要され土下座をしてしまった屈辱。何とも言えない悶々とした気持ちで東京に戻りました。

よく全額回収してきたと会社では褒められましたが、この悔しい気持ちを発散できず、自分自身でどうにか消化するしか方法はありませんでした。

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サラリーマンとして理不尽なことへの対処法

日本には「お客様は神様」というフレーズが浸透しています。確かにお客様が払ってくれたお金で私達は生活をしています。ただ本当にそうなのでしょうか?いつも利用しているからこの店の常連=神様だと思っている人ほどロクでもない人が多いような気がします。

私の体験談も理不尽極まりない事例です。冒頭土下座は「深い謝罪や請願の意を表す」と書きましたが、その時の私は心の中では全くそうとは思っておらず形式上サッサとやって終わらせようと思っておりました。

ただもし神経質な人がこの場面に遭遇したらどうなっていたでしょうか?最悪な場合立ち直れないくらいショックを受け、鬱を患い二度と出社出来なくなっていたでしょう。

企業にとって働く人は「人財」です。これまで多くのお金を投資してきた「人財」をたった一人の理不尽な客の責任で失いかけたのです。本当にお客様は神様なのでしょうか?全てがそうとは思えません。私はその後理不尽なことへの対処法を考え実行しています。

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  • 凡事徹底(いかなる理由があっても出発前にお金を必ず支払ってもらう)。
  • どんなに親しいお客様でも私情は入れない。
  • お客様は会社の所有物。責任持って最低限の仕事のみ淡々と行う。
  • 同僚ととことん愚痴を言い合い、とことん飲む。

当時は私も感情的になり屈辱的、悔しい、許せない、訴えてやると思っておりましたが、今ではいい経験だったと思いサラリーマン生活を邁進しております。

今後も社内外で理不尽なことはいくらでもあると思います。でも絶対負けるなサラリーマン!

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■最後に半沢君からコメント

半沢君

強要罪は立派な犯罪です。

職場での強要行為はもちろん、お客様からの強要行為も犯罪です。(しまむらの事件が参考になるかと思います)。

もしあなたも泣き寝入りして悔しい想いをしてるなら、是非その悔しさをバネに弁護士や公的機関に相談してみてください。

難しければ私のLINE公式でも悩みを受け付けていますので、私にも是非ご相談ください。話すだけでもスッキリすると思いますので。

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