元夫…最初はいい人だと思ったのに…
私の体験談をお話しします。当時24歳だった私は電撃的な出会いをしました。
キャバクラでアルバイトをしていたのですが、フリーで入ってきた3人組。その中に後に私の夫となる彼がいました。
隣に座ったものの、特別話が盛り上がるわけでもなく「俺はいいからコイツと話してやって」と言われてしまいモヤモヤとした気持ちを抱えながら接客していました。
不意にアニメの話になり、彼との会話がはずみました。
先ほどまでの気まずい空気が嘘のように楽しい時間が訪れます。すっかり意気投合した私たちは連絡先を交換し、食事に行くことに。
お酒を飲むのが好きだった私に合わせて居酒屋デートが多かったのですが、彼は飲まずにきちんと家まで車で送ってくれていました。そこから同棲するまで、時間はそうかかりませんでした。
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元夫のDVの始まり
仕事とアルバイトを辞め、お互いの両親に結婚の挨拶をし、いよいよ入籍!
と言うときに彼の態度が激変しました。
今まで応援してくれていた習い事にも、仕事に行くことにも小言を言うようになったのです。
「お前が出かけていたら俺の飯は誰が作るんだ」
「お前はダメなやつなんだから俺の言うことを聞いてればいい」
「俺が決めたことに文句を言われるのが一番ムカつく!」
今思えばモラハラですよね。最初は自分の意見を伝えていたものの、ずっとこんな調子です。
感情的になって言い返したそのとき腹部に激痛が走り、私はその場にうずくまりました。これがDVだと理解するのに時間はかかりませんでした。
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それからは私が反論すると殴られ、態度が気に入らないと蹴られ、顔を見ているとムカつくと突き飛ばされる生活。
暴力をふるった後には謝ってくる彼。
ここで許さなかったらまたDV…そんな恐怖から、彼を許し続けてしまいます。
そして入籍。この頃には完全に抵抗する気力がなくなっていました。
結婚式まであと一ヶ月だというのにいつものように突き飛ばされ鎖骨を骨折しました。
そのとき彼は笑っていました。私の鎖骨はもうくっつかないというのに。
落ち着いた頃に泣きながら謝ってくる彼。いつものように許す私。
DVへの恐怖心というより洗脳されていたという感覚に近かったのだと思います。
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ちょっとしたキッカケでDVに立ち向かう勇気を得ることになった
心を徐々に病んでいった私は、どんどんやつれていきました。
両親に心配をかけたくない一心で実家とも距離をおき、あざだらけの体と顔を見られるのがいやで引きこもりました。
現金を一切持たせてもらえず、何もできない生活に慣れ始めた頃、突然怒鳴られます。
「いつになったら仕事するんだ!」
彼が仕事に行くなっていうから辞めたのに…と思いながらも声には出さず、DVされないように何とかやり過ごします。
仕事はすぐに見つかりました。
同じ部署の先輩方も、気さくな方ばかりですぐに馴染めました。接客業だったこともあり人と関わるというちょっとしたキッカケでみるみる本来の元気を取り戻しました。
ですが、DVが解決したわけではありません。こんなこと誰にも相談できません。
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ただ、仕事を始め、再び人との関わりを築いたことでもう一度立ち上がる勇気が湧いてきました。
一大決心!!
相変わらず現金を持たされていないものの、妹の結婚式のために私の給料を貯金に回すことになりました。
これは彼から逃げるタイミングだと信じて疑いませんでした。
すぐに社長と上司に状況を説明し、仕事を急にやめることになってしまうという旨を伝えると、全面協力してくださるとのこと。
会社のPCを使って離婚届も印刷させてくださいました。
こんなことならもっと早くに相談しておくべきでした…
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彼の目を盗んでは必死に調べ、近くに弁護士さんに無料で相談できる施設があるのを知りました。
ある程度貯金できたときに突然チャンスがやってきます。
彼が仕事でミスをして、貯金したお金を少しおろしてきて欲しいとのことでした。暗証番号は私しか知らなかったため、キャッシュカードが手元に戻ってきました。
私は快く引き受け、口座のお金を全額引き出し、その足で施設に向かいました。
相談した内容としては、今の状況で私が家を出て、彼からの連絡を全て無視することで離婚するときに不利になるのか?といったことです。
とにかく逃げないと!と思い、急いでいたので弁護士さんからの「大丈夫ですよ」を聞いた後すぐに離婚届と指輪と、彼が必要だと言った分のお金を家に置いて新幹線に乗り込みました。
お義父さんに家を出ることにしたと謝罪のメールを送り、彼からの電話は着信拒否。
多方面から連絡がきましたが、最低限の返事だけして電源を切りました。
双方の両親には心労をかけてしまい申し訳ありませんでしたが私はついに逃げ出しました。
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DV相談して後悔したこと
私がとても後悔していることは相談の仕方です。
我慢しすぎることに慣れてしまった私は目の前のことしか相談できませんでした。
今思い返すと…
- DVによって骨折した場合の慰謝料をもらえるのか
- 慰謝料請求するにあたって期限はあるのか
- 性行為の強要は夫婦間でも訴えられるのか
- 彼の発言はモラハラに当たるのか
色々聞いておくべきことがあったように思います。
結局慰謝料を請求することもなく泣き寝入りしました。今思い出すと、はらわたが煮えくり返る思いでいっぱいになります。
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これからDV相談しようと考えている方へ
この記事を読んだ方は是非、相談することを躊躇わないでください。
友達や家族、職場の人、話せる人はいませんか?もしかしたら解決法が見つかるかもしれません。
弁護士さんに相談するときには出来事を思いかえし、聞きたいことを全部聞いてみてください。きちんと聞いてくださいますし、的確なアドバイスもくださいます。
わからないことをわからないままにして時間が経ってしまうと私のように泣き寝入りすることになってしまいます。
DVでトラウマを抱え、後悔し続けてしまう人が一人でもいなくなることを願っています。