人生において一大イベントである「結婚」。好きな人と家族になるのはとても幸せなことですよね。
しかしその一方、元々は他人同士が一緒に暮らすのですから悩みも増えるのではないでしょうか。
日本では3組に1組が離婚していると言われています。
その大半は性格の不一致が原因だそうですが、他にもDV(ドメスティック・バイオレンス)や浮気、飲酒や金銭のトラブルなど原因は様々です。
中でもDVは年々増加傾向にあり、新型コロナウイルスの影響で家にいることが多くなった昨今、急激に増加しています。
DVとは暴力や精神的虐待を受けることですが、被害者の9割が女性だそうです。
今回は、DV夫と結婚し浮気されてしまった私の体験談をお話ししたいと思います。
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DV夫であることが発覚、そして離婚へ
私は当時、6年間交際していた彼と入籍しました。彼は私より1歳年上で、容姿は俗に言う「イケメン」。少し気は強いけれど休日はいつも一緒にいてくれる彼のことが大好きで、義両親も優しくしてくれていたので、これから続いていくであろう幸せな結婚生活に期待が膨らむばかりでした。
しかしその期待は早々に打ち砕かれたのです。
初めて彼が私に手を上げたのは、入籍して3ヶ月の頃でした。些細なことから口喧嘩になり、少し生意気なことを言った私の肩を突き飛ばすように押しました。
その時はDVを受けたという感覚もなく、仲直りした後は特に気にしていませんでした。
数週間後、同じような口喧嘩となった際に今度は頬を平手打ちされました。然程強く叩かれてはいませんが、それからというもの、手を上げる頻度が増していったのです。
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DV夫の特徴
- 外面が良い(周囲からの評判は良い)
- 支配欲が強い
- 束縛が激しい(執着する)
- 平気で嘘をつく
- 暴力をふるった後、優しくなる
- 日に日にエスカレートする
入籍して1年が経とうとする頃、ついに離婚を決心する出来事が起きました。
その日彼は趣味であるパチスロに行き、大負けして不機嫌そうに帰宅。渡したばかりの小遣いを使い果たし、追加で小遣いが欲しいと言ってきました。
月の小遣いは決まっているので断ったところ、DV夫は逆上して私を突き飛ばしたのです。更には髪を掴んで罵声を浴びせ、最後には近くにあったフローリングワイパーを手にとり振りかざしてきました。
身の危険感じた私は泣いて謝り、なんとかDV夫の怒りを鎮めることに成功。翌日、DV夫が仕事へ行くのを見送った後、猛スピードで荷造りして置き手紙を残し実家へ逃げ帰りました。
帰宅後に私が居ないことがわかると、怒り狂ったDV夫は電話をしてきて物凄い勢いで罵声を浴びせました。しかし側にいた私の父に一喝されて冷静になり、最終的には離婚を承諾。
当時は恐怖心が勝りとにかく早く離れたかったのと、証拠がなかった為に慰謝料を請求せずに離婚しました。
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偶然の再会、復縁するも浮気をされて完全に縁を切ってやった!
DV夫から開放され平穏な日々を過ごして2年が経過した頃、偶然にも出掛けた先で再会してしまいました。不思議なものでたった2年しか経っていないのに恐怖心は消え、普通に話せたのを覚えています。
土下座をされ、以前のような過ちは二度と侵さないからもう一度やり直してほしいと懇願する元夫。悩んだ末にまた付き合うことになりました。
その後暴力は一度もありませんが、めでたしめでたしではなかったのです。
復縁してからは当時住んでいたマンションで週に1回程度の頻度で会うことが多かったです。しかし半年程経ったあたりから急にマンションではなく外で会うようになりました。
不審に思った私は、ある日マンション近くの駐車場に車を停めて様子を見ることに。
案の定、見知らぬ女性を連れてマンションに入って行く元夫を見つけ、そのまま捕まえて問い詰めました。
聞けばその女性とはSNSで知り合って、同棲を始めたとのことでした。復縁を懇願されてやり直した私に対しても、何も知らずに同棲を始めた女性に対しても最低の行為です。
またしても裏切られた私は元夫の両親を呼び、事の顛末を話して二度と私に連絡したり近づいたりしないよう約束させました。
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DV夫への対処法・DVされやすい妻の特徴は?
私は現在は別の男性と結婚して、平和な毎日を過ごしています。
改めてDVされたことを振り返った時、原因は元夫だけではなく少なからず私にもあったのではないかと思いました。調べてみたところ、DVされやすい妻の特徴としていくつか挙げられていたので以下にまとめます。
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DVされやすい妻の特徴
- 辛さよりも好きな気持ちが勝ってしまう
- 情にほだされやすい
- すぐに謝ってしまう
- 自分の意思がはっきりしない
- 離婚を切り出すのが恐い
- 相手に依存している
もちろん手を上げるほうが悪いのですが、妻側にもDV行為を加速させる要因があるようです。私自身もいくつか当てはまる部分がありました。
せっかくDV夫から逃れることが出来ても、自覚して改善しないとまた同じようなDV男に引っ掛かる可能性が高いのです。
では、実際にDVをされたらどう対処すれば良いのでしょうか。
第一にすべきことは、相手から離れること。自身の安全を守ることが一番大切です。
別居等が困難な場合はエスカレートする前に家族や専門機関に相談をしましょう。ただし身の危険を感じるほど緊急の場合は、躊躇せず警察に相談して下さい。
DVは小さなきっかけで誰しも起こりうる可能性があります。もしDV被害に遭ってしまったら絶対に一人で悩まず誰かに相談することが大切です。