私の知り合いに「恋愛は自由にやってもいい」と言う人がいますが、皆さんはどう思いますか?
世の中には法律で禁止されている恋愛がありますよね。兄弟などの血の繋がった相手との恋愛、成人と13歳未満の未成年との恋愛、そして既婚者との恋愛です。
私の父は10年以上前に不倫をしました。不倫をしたことは私も母も知っています。今も父は否定をし続けるので真相はわかりませんが。
当時私たち家族は父と父の不倫相手Aのせいで、家族関係が壊れてしまいそうになるほど追い込まれていました。
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父の不倫相手は同じ職場の女
当時、父は長年の夢であった飲食店を建てて5年が経過していました。私たち子どもから見たらとても順調そうに見えていましたが、実は年々経営難に追い込まれていたそうです。
辞めていく従業員、少なくなっていく客足…。それでも父は毎日頑張って働いていました。
そんな父に協力的だったのは後の不倫相手Aです。Aは夫と3人の子ども、実母の6人と暮らしている主婦でしたが、生活のために父のお店へパートに来ていました。
当時のAは、仕事でなかなか帰って来ず素っ気ない夫と反抗期の子どもたちと上手くいっていなかったみたいです。
父に「帰りたくないからもう少し仕事させて」と何度も言っていたそうです。事情を知った父はAを受け入れ、わざと残業をさせ長い時間2人きりという状況も珍しくありませんでした。
Aは父から受けて入れて貰い、次第に惹かれていったそうです。
母は当時、私や兄弟がまだ小学生だったので本当に忙しい時にしか手伝いに行きませんでした。小学生の子どもたちだけで留守番させるのは不安だったからでしょう。
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父の不倫、そして母の恨みを知った中学生時代
2、3年ほど時が経ち私は中学生になりました。いつものように学校へ行き部活に参加してから帰ると母が神妙な面持ちで話しかけてきました。
「あなたはもう大人だから言っておくけど…お父さん、不倫してるかもしれないの」
その言葉に驚いた私はあまりの衝撃ですぐに反応することは出来ませんでした。
店を構えた頃は毎日どれだけ遅くなっても家に帰って来ていた父。しかし、この頃には1週間の半分以上店で寝泊まりしていたようです。
母はその日以来、私たちが寝た頃時々車を走らせて店へ様子を見に行っていました。
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父の不倫疑惑を確かなものにする2つの証拠
不倫疑惑が浮上してから1ヶ月後、母は店で不可解なものを2つ見つけました。
1つ目は「たびたび店を早く閉めている」という証拠です。何時に店を開け何時に店を閉めたかはレジを見ればわかるそうです。
それを見て、父が1週間に半分以上店を早く閉めていることがわかりました。
この頃、父の収入が減りそのことに対して「お客さんがあまり来なくなった」と行っていたそうですが、収入が減った1番の原因は店の営業時間を短くしていたからです。
母は毎日のように夜店に行き、早く閉めている日は父とAが2人でどこかへ出かけていることを知りました。
残念ながらホテルへ出入りしたりキスをしたりする証拠を掴むことは出来なかったそうです。
2つ目は「Aから父へのラブレター」です。
母が昼間、店を手伝いに行った日のことです。
昼間の営業が終わり、キッチンを片付けていると調味料棚に紙が挟まっているのを見つけたそうです、普通なら「何かのレシピかな」と思いスルーしますが、母の女の勘が「怪しい」と感じ紙を広げました。
小さなメモ用紙が5、6枚あり、内容はAから父へのラブレターでした。
「初めて2人で行った○○の料理、美味しかったね」
「いつも優しくしてくれてありがとう」
と、思い出に浸ったり感謝を述べたりしている内容だったのです。最後に「好きです」と言葉で締められたラブレター。母はとりあえず携帯でラブレターの写真を撮影しました。
撮影し終わった頃、ちょうど買い出しに行っていた父が戻ってきてラブレターについて口論になったそうです。ラブレターからは「Aが父のことを好き」ということがわかっても、「恋愛に関する関係性がある」ということはわかりませんでした。
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恨み爆発!父の不倫相手Aと母の直接対決
数日後、母はAの家へ行き2時間も文句を言ったそうです。
母はAと何度か一緒に働いたことがあり、家の場所も知っていたのでこのような行動に出ることが出来たんだと思います。
何度も「体の関係はあるか」とAに問いただしたようですが、Aは「私の一方的な片思いです」と不倫関係を認めなかったみたいです。
母がAに怒鳴り散らし、ひたすら謝るA。
直接、その修羅場を見たわけではありませんが想像は出来ます。
Aも父も不倫を認めないので、父の不倫疑惑を知る人の中には「本当は不倫してないんじゃないの?」と言う人もいます。しかし、私も母も兄弟たちも不倫をしていたと思っています。
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父の不倫騒動をきっかけに父のお店を移転することに
結局、Aは即日解雇、店は家の近くへ移転することにしました。父の店は当時、家から車で1時間以上離れた場所にあったのです。この頃には客足も徐々に戻ってきていたのですが、母はその土地で店を開き続けることを許さず移転を決定しました。
母は私たち子どもがまだ学生だったので、離婚は選びませんでした。しかし、たびたびAのことを思い出すのか、数年経っても父に文句を言っています。
母はすでに亡くなっていますが、最期の時まで「慰謝料を貰えば良かった」「訴えれば良かった」と言っていました。もう手元に証拠となり得るものは持っていません。
しかし、私も他の兄弟もまだ復讐の機会を伺っています。訴えることは出来なくても、一言二言文句は言ってやりたいと思っています。
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寄稿者:ライターしゅがっぺの生活