営業マンに嘘をつかれた!客をナメた態度に怒り爆発

嘘をつかれた人間関係のトラブル
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車に乗る人なら、長い人生で一度や二度は車を乗り換えることがあるでしょう。新車を購入して乗り換える人も、中古車を購入して乗り換える人もいるでしょうが、それと同時にそれまで乗っていた車を下取りに出すという人も多いのではないでしょうか。

しかし一言に車の乗り換えといっても、その手続きや契約の手間はそう単純なものではありません。車を購入するには車庫証明書を警察署に行って発行してもらう必要がありますし、下取りに関しては一見簡単そうですが、何枚もの書類にサインが必要なうえ役所へ行って印鑑証明書と住民票まで取りに行かなくてはなりません。

そうしてやっと古い車から晴れて新たな車へと乗り換えができるのですが、時にはそんな複雑な契約のやり取りの中で、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。

納車予定の日に納車されない、説明にはなかった傷があった等、誰が見てもその場で明らかな店舗側のミスなら補償してもらいやすいです。

しかし、実はこちら側にデメリットな事を後から知ったけれど既に契約書にサインをしてしまっている、というような場合は嘘をつかれたと気づいても補償してもらうことは困難です。現に私も下取りに出した車について、契約を交わした後に嘘をつかれたことに気づいた一人です。

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営業マンに嘘をつかれた!タダ同然で車を買いたたかれてしまっていたことに後から気づく

私が体験した事をお話しします。それは大手中古車販売チェーン店にてファミリーカーを購入し、同時にそれまで乗っていた小型車を下取りに出した時の事です。その小型車は年式も古く距離も10万キロ近く走っていたため、ほとんど値段はつかないかもしれないと思っていましたが、熱心な営業担当に「うちなら2万円出します!他でここまで出せる店はありませんよ!」と自信満々に言われました。誰もが知る大手チェーン店なので基本的に信頼していましたし、2万円値がつくならいいかと下取り契約を交わしました。ここまでは問題ありませんでした。

それから数週間後、自動車税課税課から1枚のハガキが届きました。自動車税は毎年5月頃に1年間分をまとめて支払いますが、途中で下取りに出して手放したので、残った分の税金が私に返金されますよ、という通知書でした。私が払った税金が戻ってくるだけのことですが、嬉しいものです。返金手続きの為に課税課にさっそく電話をすると、なんと「あなたからの委任状で、税金は中古車販売店に振り込みました。」との回答をされました。

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契約時に営業担当からそんな説明された覚えは全くないですし、委任状にサインした記憶もありませんでしたので、驚きを隠せませんでした。きっと何かの手違いだろうと営業担当に電話すると、「あー、そういうの全部コミの下取り価格なんですよ」と冷たい回答をされました。

そうなると、私に戻るはずの税金約2万円を後からシレっと奪うことができるとわかった上で、「うちなら2万円出します!」と嘘をつかれたことになります。結果、ほぼタダ同然で私の小型車は買い叩かれてしまったのでした。それなら5000円で下取りしてくれる店は山ほどあったろうにと、その営業担当を信頼していただけに本当にショックでした。

契約事は細かく確認するタイプの私が、「税金は戻りますがあなたには渡しません」なんて説明されていたら、覚えていないわけがありません。完全に嘘をつかれたと思いました。

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もちろん私だって黙っていたわけではなく、説明されていないし委任状にサインした覚えもないので、私に戻るはずの税金を返してほしいと伝えました。すると、「いつもはきちんと説明しますが、話が盛り上がっていてその部分の説明をハショってしまったかもしれません、すみません」と言われました。

私との契約時、たしかに同じ音楽の趣味の話で盛り上がった部分はありましたが、それですっかり友達感覚になり、税金の説明を怠ったとハッキリ認めたのです。委任状も、話が盛り上がっている最中に他の書類に紛れてシレっとサインさせられたのだろうと確信しました。

挙句の果てには「あなたの車は価値がなかったので廃車費用を貰いたいところを僕は頑張ったんですよ!」と逆ギレまでされました。ミスを認めているのに、「それでも委任状にサインしてもらっている以上、返金は絶対できない」の一点張りで埒があかず、こちらも精神的に疲れてしまい結局諦めることになりました…

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嘘をつかれた!とならないためにしておきたいこと

信頼していた営業担当に嘘をつかれたショックは相当なものです。いまだにモヤモヤしています。車の売買といった複雑な契約を交わす際は、後で「言った、言わない」のトラブルに発展することもないとは言えません。また基本的に一度サインしてしまえばこちらが圧倒的に不利です。そこで、後から嘘をつかれたとならないためには…

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  • 大手企業の担当者の言っていることだから、と全面的に信頼しない
  • 提示された金額には、何が含まれた額であるかを細かくチェック
  • 急かされ気味にサインを求められる書類は、なにか不利な事が書かれていないか疑う
  • 担当とは仲良くなり過ぎない。相手も人間なので、話しやすい相手だと思われナメられる可能性

もう一度書きますが「契約書にサインした」時点で後からなにを訴えようとこちらの負けです。どんなに大手企業で、熱心に対応してくれているからといって、こちらに嘘をついていないとは限りません。細かすぎるかな…なんて遠慮する必要は全くありませんので、車の売買のような大きな契約をするときは必要以上にガードを固めていくべきです

あとはネット等で調べて、トラブルになりやすい例の知識をつけておくことや、契約時はできれば友人等に同席してもらい、冷静なポジションから一緒に話をきいてもらう、というのもいいかもしれませんね。嘘をつかれたなんてことにならないよう、自分で自分をしっかりと守りましょう。

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