
生まれてから一度は何かしらの創作活動に関わった方も多いと思われます。そこで、ご自身のアイデアや創作物をパクられた経験があるのではないでしょうか?相手に自分の考えを許可もなくパクられたら嫌ですよね。
意外と、この世の中には平然と他人のアイデアをパクってしまう悪い人が多くいます。最悪、悪質な場合は訴えられるでしょう。それほどまでに、他人のアイデアをパクるのは危険な行為なのです。創作行為においてはタブーの行為とされているほどです。
そういったアイデアや創作物の権利は著作権によって、固く守られています。しかし、そこを上手くごまかせるように、情に訴えかけて悪質行為をしてくる人もいます。アイデアをパクられた方は言い返し辛くなることもあります。
そこで、今回はバンドでソングライターをしている私の友人が、自身のアイデアをパクられた話をご紹介いたします。皆さんの周りでも起こりうる話なので、是非、ご自身と照らし合わせて、記事を読み進めていただければと思います。
友人関係というところで付けこまれ、歌詞をパクられた私の友達
私の友人で、そこそこ売れているロックバンドのソングライティングを担っている友人Sがいます。(以下、友人Sと記載します。)
私の友人Sはアルバムを何枚も出しており、若者から中高年にまで支持を受けるバンドで活躍しています。実際に彼の生み出す歌詞や、楽曲は非常に魅力のあるクオリティを誇っています。海外にもファンがいるくらいの才能がある人物なのです。
しかし、そんな高い実力を誇っている彼だからこそ、可哀想な被害にあってしまったのです。それは、彼の活動が少し落ち着き、次の制作に段階を移し始めている時の出来事でした。
友人Sがふとした瞬間に、友人Sの昔の友人Oがアルバムをリリースしていたことを知ります。そのアルバムのCDを購入し、聴いていると驚愕の事実が発覚します。
なんと、歌詞に注目すると、友人Sの昔書いた楽曲の歌詞の一部が、まるまるパクられていたのです。友人Sもそのような事態が初めてだったので、気が動転したとのことでした。それと、同時に仲の良かった友人に裏切られたことに対して、ショックを受けていました。
友人Sはその件で、歌詞をパクった昔の友人Oを自宅に呼び出します。そこで昔の友人Oは謝罪をしました。「つい、Sの歌詞が魅力的でパクってしまった。もう流通していない昔の音源の歌詞だし、一部分だから問題ないと思った。」と昔の友人Oは語ったそうです。