皆さんはインスタグラムやTwitterなどのSNSをどのように利用していますか?中には自分の私生活を写真と共に載せている人もいるのではないでしょうか。
SNSに何を載せてどのようなことを発信するかは個人の自由です。しかし、友人や恋人、家族など自分以外の人を載せる場合は本人の許可を得ないといけません。
これは3年前、私が元友人たちにインスタグラムへ勝手に写真や名前を載せられた時の話です。
⇒肖像権トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判
私はSNSに本名や写真を載せたくないタイプ
SNSをどのように利用するかは人によって違いますよね。自ら情報を発信する人もいれば世間や趣味に関する情報を見るだけの人もいます。
私はインスタグラムもTwitterも2割情報発信、8割閲覧という形で利用していました。プロフィール画像はぬいぐるみや私が描いたイラストを使い、自己紹介文は「私」だとわからないように趣味やハマっていることを載せています。
もちろん、ユーザーネームは本名とかけ離れたものです。数年前、ニュースで「SNSに本名や写真を載せたことが原因で事件に遭った」というものを何度も見かけました。
元々インターネットに自分の情報を載せることが好きではありませんでした。しかし、そのニュースを見てからはさらに徹底して自分の情報を載せないようにしていました。
3年前、私は大学生でサークルに所属し、そこで出会った同期の女性数名と仲良くしていました。彼女らは全員私の考えに共感してくれず、写真も本名も所属する大学やサークル名もしっかり載せていたのです。
SNSをどう使うかは個人の自由です。
私は「私の写真や名前だけは載せないでね」と再三彼女らに伝えていました。彼女らは渋々了承してくれたのですが…その中の3人は私との約束を破ったのです。
⇒肖像権トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判
【1人目】インスタグラムのストーリーに名前を勝手に載せられる
1人目(A)はインスタグラムのストーリーに私の名前を載せました。フルネームではないし、写真も載せていないのでまだマシです。しかし、あのストーリーを見て数日経っても私の怒りは収まりませんでした。
サークルの飲み会に私が欠席したところ「次は○○ちゃんも来てねー!」という文字と共に自分たちの写真を載せていたのです。
ストーリーは24時間経てば消えてしまいます。Aのアカウントは鍵がついている非公開アカウントでした。しかし「私の知らない人が私の名前を知った」という事実が嫌でたまらなかったのです。
⇒肖像権トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判
【2人目】Twitterのプロフィール写真に、私が載っている写真を勝手に使われる
2人目(B)はTwitterのプロフィール写真に、私が載っている写真を無断で使用しました。
ある日Twitterを見ていると、Bのツイートがタイムラインに流れてきたのです。私はツイートの内容よりも先にプロフィール写真が気になってしまいました。Bと別の同期、そして私が写っている写真を使っていたのです。
私はその日のうちにBへ「私の写真は使わないでって言ったじゃん」「プロフィールの画像変えてくれない?」とお願いをしました。しかしBはプロフィール写真をなかなか変えてくれず、数ヶ月後に今のプロフィール写真に飽きたタイミングで別のプロフィール写真に変えたのです。
それだけではなく、その場に居合わせた別の同期に「○○ちゃんの写真だけ切り取られて使われたら仲間外れにされた気がして嫌じゃない?」と言われました。まったく嫌ではないし、むしろ勝手に写真を使われる方が気分悪いです。
そのことを告げると、彼女も「理解しがたい」と言うような表情をしていました。BのTwitterは鍵つきの非公開アカウントでしたが、プロフィールは誰もが見ることの出来る部分です。数ヶ月も知らない人に顔を見られていたと思うと震えが止まりません。
⇒肖像権トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判
【3人目】インスタグラムに私が載っている写真を勝手に載せられる
3人目(C)はインスタグラムに私が載っている写真を勝手に載せました。1枚ではなく3枚も載せたのです。しかも私のアカウントとタグ付けまでしていました。
Cのインスタグラムは公開アカウントでフォロワーもたくさんいるアカウントでした。写真が趣味で日々色んな写真を投稿していたので、フォロワーが多いのだと思います。フォロワーの中にはC本人が知らない人もいます。
Cにも「投稿を削除して」と言いましたが、Cは「上手く撮れたから消したくない」と応じてくれませんでした。今でもあの写真はCのアカウントから投稿されたままです。
Cは自分が「良い」と思った写真はなんでも投稿する人でした。風景やサークルの仲間、友人、家族の写真はもちろん…道行く知らない人の写真も撮って「良い」と思ったら投稿するのです。
実際、Cのアカウントには電車で寝ているだけの人やベンチで休憩している人の写真も投稿されていました。しかし、自分の写真はプロフィールに後ろ姿を載せるだけで、はっきりと「Cだ」とわかるものは載せないのです。
当時、あの写真には何十件といいねがついていました。何十人の人が私を見たのかと思うと背筋が凍ります。中にはわざわざ私のアカウントを見に来た人もいるかもしれません。私は鍵付きの非公開アカウントでしたが、見に来た人がいるのかと思うと本当に嫌です。
⇒肖像権トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判
インスタグラムへ勝手に写真を載せた彼女らとは縁を切ることに
写真を勝手に載せたABCとはサークル引退を機に縁を切りました。また、他の同期とも性格が合わず疎遠になりました。しかし、危機感のない彼女らと縁を切ることが出来て良かったと思っています。
もし、投稿をきっかけに私や他の人に何かあったら彼女らは責任を取れたのでしょうか?「そんなことが起きるとは思わなかった」「ちょっとくらい良いと思った」彼女らはこう言うはずです。
たった1枚の写真から全ての情報が見ず知らずの人へ筒抜けになると言っても過言ではありません。
彼女らがしたことは立派な肖像権の侵害です。当時は法律に疎く「写真を載せただけで訴えられる」とは知りませんでした。
「肖像権の侵害」と言う言葉を知った今、出来ることならCだけでも訴えたいと思っています。
⇒肖像権トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判
■最後に半沢君からコメント
「インスタのストーリーに勝手に写真を載せられる」
「私の嫌な写真を載せられた」
「本名を勝手に載せられた」など。
身近な人にSNSに勝手に写真や本名を載せられて悩んでいる人は意外と多いです。
SNSで気軽に情報発信できる世の中になったからこそ、自分だけでなく周りのプライバシーもしっかりと守らなければなりません。
しかし、承認欲求が強い人は自分の承認欲求を満たすために平気であなたを利用します。その報いとして、あなたも反抗手段をいくつか持っておいた方がいいでしょう。
ハッキリと「嫌だ」と伝えないと理解できない人も多いので。心で思うだけでなく、具体的な言葉・行動として主張していった方があなたのためです。
もし、行動するのが怖いなと思ったら、私のLINE公式でいつでもご相談に乗りますので。身近に相談相手がいなければ、是非私にご相談ください。
⇒肖像権トラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判
寄稿者:ライターしゅがっぺの生活