男性の育児休暇を有給で消化させる悪質な会社

男性の育児休暇職場のトラブル
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日本で男性がどのくらい育児休暇を取得しているか知っていますか?

イクメンというワードが浸透したり、国会議員が取得したり、国が取得を推進して義務化しようとしたりしているから少しは増えてきたではないかと思いますよね。

しかし、実際は2019年でたったの「7.48%」です。しかも、期間は40%以上が1週間未満であり、このときが過去最高の取得率だったそうです。これはあまりにも低すぎますよね。

日本は給付金が付与される育児休暇の期間は30週間で世界で一番長いです。福祉国家であるスウェーデンやノルウェーでも10週間です。しかし、スウェーデンやノルウェーの育児休暇の取得率は80%なので、取得率は日本とは比べ物にならないくらい高いです。なぜ日本にはこれだけの制度があるのに、日本の男性は育児休暇を取得することができないのでしょうか。

近年、「パタハラ」という言葉も出てきたりして、育児休暇を取得した男性社員が異動させられたりするということも話題になりました。そこで今回は「男性の育児休暇を有給で消化させる悪質な会社」といテーマで私自身が実際に1か月間の育児休暇を取得した体験談を紹介します。

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「育児休暇取ってもいいですか?」という私の一言で急に変わった職場の空気

私は複数の専門職が所属する2000人規模の会社に勤めています。私が所属する部署は女性が多く50人体制で交代勤務をしています。ほとんど残業することなく、休日出勤もありません。上司も少し壁はあるものの、相談事などは熱心に聞いてくれました。いわゆるブラック企業とは無縁の会社ではないかと今回の体験をするまで思っていました。

私が33歳のときに第3子である長女が誕生しました。これまで2人の子育てをしている中で、妻1人で昼間3人子育てをするのは大変だから少しでも負担を軽減させたい、少しでも子どもたちと関わりたいと考え、第3子の妊娠が分かった段階ですぐに妻と相談し育児休暇を取る準備をすることにしました。

育児休暇の取得を目指し、まずは制度について調べました。また、所属している部署のスタッフに負担がかかってしまうことから「すいません、1か月間いませんがよろしくお願いします」と一人ひとりにお願いし根回しをしました。スタッフの反応は良く、「子どもと奥さんのために頑張ってください」と声をかけてくれるほどでした。

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そして、安定期に入り妊娠5か月の頃に上司に相談しました。

育児休暇を取りたいのですが…」と。上司から「えっ?あなたが取るの?なんで?」と。上司の顔色が明らかに変わり、職場全体がピリついたように感じました。そのため、私は妻の負担軽減、子どもにもっと関わりたい等理由を説明しました。

そんなの聞いたことない。無理よ。他のみんなのことも考えてよ」と。私の会社ではこれまで男性が育児休暇を取得した前例はありませんでした。最後の一言で話を切られ、結局この日は承諾してもらえませんでした。

少し日を空けて再度お願いに行くと、半ばあきれ顔でどうにか1か月間は承諾してくれました。しかし、私の中には承諾してもらった喜びよりも、上司のあきれた顔のほうが印象に残っていました。
承諾を受けてから育児休暇に入るまで、これまでとは上司の態度は明らかに変わっていて非常に働きにくいと感じながら仕事をしていました。

このような上司の理解が進んでいないことが男性の育児休暇の取得率が上がらない要因の一つではないかとさえ思えました。

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1か月間の育児休暇開始

少しもやもやした気持ちの中で、第3子が産まれ1か月間の育児休暇がスタートしました。子どもたちと過ごす時間は本当に楽しく、子どもの成長を身近に感じることができとても充実していました。

名ばかりの育児休暇とならないように、掃除や洗濯などの家事全般、オムツ交換やお風呂に入れたり等、当然と言えば当然なのですが、母乳を上げること以外はしていたつもりでした。

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