パワハラでうつ病になる人が多い飲食業界の闇とは?

パワハラでうつ病職場のトラブル
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最近では飲食業界も盛んになってきており、自分のお店を持ちたいという方も増えてきました。

飲食業界って業務体系はどうなのか?
飲食業界もパワハラとかあるのか?

このような不安を持つ方もいるかもしれません。実際、飲食業界はブラック企業が多いのは有名な話なので、不安になるのは仕方がありません。

当記事では私が実際に体験した飲食業界の闇を紹介します。あくまでも、私が働いていた会社の出来事です。なかには、しっかりとしている飲食業もあります。

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【体験談】私が飲食業界で受けたパワハラ

はじめに私自身が受けたパワハラを紹介していきます。

私が入社した会社は、東京築地に本社がある有名寿司屋です。関東を中心に九州、東北など全国に40店舗ある大企業でした。

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週6日12時間休憩なしで労働

私が働いていた店舗では、週6日で1日12時間労働していました。しかも休憩時間もほとんどとることができませんでした。。

本当にお客様が来ない時に30分程度休憩を取ることができますが、少しでも忙しくなったり出前の依頼が来たりすると、すぐさま呼び戻されます。しかも、残りの休憩時間も無かったことにされます。

休憩時間を取ることはできませんでしたが、勤怠管理表には毎日3時間程度休憩を取っている事になっており、給料明細でも1日8時間計算になっていました。

しかし私の場合はまだ良い方で、1歳上の先輩は16時間労働をやらされることも多々ありました。

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胸座を掴みながらの説教や包丁を突きつけながらの説教

働いている時にミスなどを行ったときに、上司に怒られることがよくあります。

しかし私が働いていた店舗の店長は、厨房で胸座を掴みながら説教したり、お客様の目の前で包丁を突きつけながら説教をしたりなど、身の危険を感じることが多々ありました。

またよく常連様に「こいつが辞めても住所は抑えてあるから、いつでも連れ戻すことができる!」と自慢げに話をしていました。

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面接や求人情報に記載された内容とは全く違う業務内容・福利厚生

私は高校に届いた求人票の情報をもとにこちらの会社に入社することを決めましたが、当時の求人情報の内容は

  • 勤務日数120日(完全週休2日、年末年始やお盆休み有り)
  • ボーナス、昇給有り
  • 社員寮有り
  • いつでも異動できる

と書いてありました。

そして面接の時は上記の点を再確認したところ、1点だけ変更があるということを伝えられました。

  • 社員寮は無いが、賃貸の初期費用を負担する

しかし、実際に入社したところ上のような福利厚生が無く、会社側に相談したところ「そのような情報を載せた事は無い。」と言われました。

その後、もう少し調べてみると学校に届いていた求人票の情報は1年前に送られてきた求人票に書いてある数字と全く同じで、使い回して求人を出していました。

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うつ病になって退職するまでの流れ

うつ病を発症してから、どのような流れで退職したのか気になる方もいるのではないでしょうか?ここからは、私が実際に退職するまでの流れを解説していきます。

はじめに退職を申し出てから、実際退職するまで3ヶ月ほどかかりました。

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うつ病になり退職を申し出るが却下される

体調がおかしいと感じ始めたのは入社して半年後でした。症状としては、

  • 出社する前起きるのが辛い
  • なかなか寝付くことができない
  • 勤務中に吐き気がする
  • おなかの調子が常におかしい

ということ長期的に続きました。

お医者さんに相談したところうつ病と診断され、「早めに休職、もしくは退職した方がいい。」と告げられました。

そのことを実際に店長にも報告し、退職願を出しましたが却下されました。その理由は以下の2つで、

  1. 1ヶ月後にアルバイトの人数を大きく減らすから、従業員が足りない
  2. 1年目で退職するのは、世間的に考えてもおかしい

ということで、退職させてもらうことはできませんでした。

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体調が悪化したことを相談するが「俺が治してやる!」と言われ、働かせられ続けた

退職願を却下されて、休職も取らせて貰えないまま働き続けることになりました。私はそのとき夜勤で日勤に仲の良かった同期がいました。

店長が同期と話していた時に、「あいつは俺が治してやる!うつ病と考える暇が無いほど働かせてやれば治すことができる!」と言っていたそうです。

また、働いている最中に体調が悪化したので店長に早退の相談をしましたが、「お前ばっかりだと思っていないか?みんな腰痛など我慢しているんだ。甘えるな!」と言われ、早退することはできませんでした。

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3ヶ月後、もう一度退職を申し出るが再度却下

このようなことに我慢しながら3ヶ月ほど働き続けましたが、ある日出勤しているときに途中で歩けなくなり、その場で休みの連絡をしたところ、「いいから出勤してこい!」と言われ、従業員の1人を迎えに行かせて強制出社させられました。

しかし、その後も厨房で2時間説教を受けて、その後12時間働くことになりました。
精神面に限界を迎え、自分のロッカーに社会保険証と名札を置いて退社しました。

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まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。読者の中には、現在同じような経験をしている方もいるかもしれません。

また、連絡もせずに辞めるなんて非常識だと思う方もいるかもしれません。ですが、今回のような方法こそが、唯一自分を守ることができる方法だったのです。

退社したその後は、9ヶ月間働くことができず、収入0のまま貯金を切り崩しながら生活しました。3年経ったいまでも、うつ病の症状は回復していません。

このように会社は従業員を潰しても、その後の人生まで責任を持ってくれる訳ではありません。だからこそ自分で自分の身を守るためにも、勇気ある行動を取ることも大切です。

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■最後に半沢君からコメント

半沢君

パワハラが多い業界で働いている

休憩なしのパワハラを受けている

パワハラが多い業界ではパワハラ行為が当たり前のように行われています。社内に一昔前の風習が残っていることも原因ですし、その環境で生きてきた人間が上司を務めていることも原因でしょう。

つまり、本人には今の行為が当たり前の行為であって、パワハラ行為であることすら気づいていない可能性が高いです。自覚していない分、厄介ですよね。

そういう人は、被害者側からパワハラを訴えないと「自分がパワハラしていたんだ」と気づいてくれません。

もし、パワハラを受けて辛いのであれば我慢せずに弁護士や労基署に相談するか、別の会社に転職するなどの対策を取りましょう。

何もしないのが1番安全そうに見えて1番危険です。ゆでガエルのように、自分が茹でられていることに気づかないまま取り返しのつかないことになる可能性が高いからです。

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