脅迫・暴言・嫌がらせ・雇用保険未加入のパワハラで退職した男性からの口コミ

脅迫・暴言・嫌がらせ・雇用保険未加入のパワハラで退職した男性からの口コミ職場のトラブル
この記事は約5分で読めます。

初めの頃は 優しかった職場

私がそのバイク販売会社で整備士の見習いとして働き始めたのは、今から3年前のことでした。以前からこの職種に興味が有り、通勤の都合も良かったので働くことを決めたのです。

社長の下に正社員が3名と若いアルバイトが4名いる会社で、バイク好きの人が多いということもあって働き始めた当時は和気あいあいとした雰囲気でした。夏場や繁忙期には体力的にハードな日も有りましたが、皆で協力して働いていました。

⇒会社のトラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

ワンマン社長のせいで変化していった職場。乱暴極まりないS氏の入社

バイクの販売・整備を行う仕事でしたので、バイクに関する技術的な知識と顧客に丁寧に説明する能力が求められる状況でした。自分は未経験からのスタートでしたが、社員の皆さんが優しく指導してくださったので、早く仕事を覚えていくことができました。

しかし1点だけ当初から問題になっていることが有りました。社長が経営者として未熟だったのに <ワンマン経営>をされる傾向にあったのです。技術的なことに関しては、社員が社長をサポートされていたのですが、経営的な部分での決断については ほとんど独断で決めておられたようです。

社長のワンマン経営が徐々に酷くなって その不満が社員の中で広がっていた時期に、能力の高いベテラン社員が急に退職される事態が起きました。そして代わりに入社してきたのが、今回 問題人物として書かせていただくことになりますS氏でした。

S氏は社長の知人からの紹介で入社が決まったのですが、入社して早々に問題がある人物だということが分かりました。入社して1カ月も経たないうちに問題行動が見られたのです。先輩社員に対して雑な言葉で話したり、時にはお客さんに対しても乱暴な言葉で話すことが有りました。そして驚くべきことに、些細なことで近隣住民と喧嘩をして警察が駆け付けるという事態も有ったのです。

⇒会社のトラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

脅迫・暴言・嫌がらせの数々、深夜にまで及ぶ休憩なしの残業

S氏は社員として入社したこともあり、また年長者ということもありましたので、私たちアルバイト要員に対して かなり酷い言葉を口にすることが続きました。そして、それを容認した社長のせいでアルバイト仲間が次々に辞めていきました。ここでは私に対する暴言を具体的に2つ書かせていただきます。

  1. ある日、在庫整理をS氏から指示されたのですが。急ぐものでは無かったので他の仕事を先に私は進めていました。すると休憩時間にS氏に事務室に呼び出されました。「お前は耳が聞こえんのか!ボケ!殴り倒してやろうか」こう言ってS氏は、持っていたペットボトルを床に投げつけてきました。その場にいた社員が止めてくれたので それ以上の暴力は有りませんでしたが、それを見た事務員が怯えていました。
  2. S氏は自分の機嫌が悪い日には 残業が発生しても休憩時間を設けませんでした。18時半がアルバイト要員の退社時刻だったのですが、そこから休憩なしで夜中の1時まで残業させられたことが数回ありました。この時に言われたセリフが「お前は半人前だから 休憩なしで働けば良い」というものでした。

⇒会社のトラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

社長に直接 改善をお願いした私たち。その後、事業縮小を理由に解雇となった3人

あまりにも酷いS氏の暴言と過酷な働き方が続きましたので 私たちは社長に改善をお願いしました。S氏の暴言は強迫と思われるものもありましたし、休憩時間を設けずに残業をさせることなども問題です。

しかし社長は何も改善されず、逆にS氏を庇うような態度を取り続けました。そして最終的には 改善を求めた私を含む3人のアルバイト要員が《事業の縮小》を理由にして1か月後の解雇を言い渡されました。間違ってるのはS氏であり、無理な残業をさせたりした会社であるのに解雇を言い渡されたのです。これはとても辛く屈辱的な体験でした。

⇒会社のトラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

雇用保険の未加入で労働基準監督署に相談。しかし解決に時間がかかり苦しんだ2ヵ月

私は退職後、労働基準監督署に相談に行きました。会社が雇用保険に加入しておらず、会社都合の退職なのに失業保険が貰えない事実が判明したからです。

結果だけを書かせていただきますと、退職後の金銭的な問題が解決するまでに約2ヵ月かかりました。その間は、経済的にとても厳しい状況になりました。当時、既にコロナ禍の社会状況でしたので、若くても改めて仕事を探すのが難しい状況だったのです。

⇒会社のトラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判

脅迫・暴言・嫌がらせ・雇用保険未加入などのパワハラを受けている方へ

最初の頃は気持ち良く働けていた職場でしたが、いろんな事情が重なり苦しい体験をしました。職場でのトラブルの内容が酷い場合は(暴力的な扱いを受けたり、社会保険を偽られた場合は)自分で対処するのが困難ですので、出来るだけ早めに弁護士など専門家に相談した方が良いと思います。

当事者は その場その場の対応で大変なので精神的な余裕を失いますし、特に私の様な社会経験が少ない若者には難しいでしょう。

やっと生活が落ち着いた今は、専門家に相談しやすい環境が広がり、辛い思いをする人や泣き寝入りで終わる人が少しでも減るように願っています。

⇒会社のトラブルを弁護士に相談したい人におすすめ!「弁護士保険」を使ってみた口コミ・評判