シングルマザーの貧困の乗り越え方を先輩シンママが伝授!

シングルマザーの貧困お金のトラブル
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専業主婦から・パートからシングルマザーになって、金銭面で悩んでいるシンママはかなり多いのではないでしょうか。私は専業主婦で息子が生後半月の時、離婚調停してシングルマザーになりました。

離婚を考えたときから調停になるまでが早く、保活、職探しをしている時間もなく、あっという間に時が過ぎていき、息子との二人暮らしが始まりました。専業主婦だったこともあり貯金ゼロ、頼る人ゼロの私が究極の貧困を乗り越えた体験談をお話し致します。

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貯金ゼロからのスタート

離婚の原因は元旦那の不倫・犯罪・DVなどによるものでした。離婚後すぐに仕事・保育園が見つかる保証もなく、そのため調停では婚姻費用・慰謝料・養育費をなるべく多くとるのに必死でした。

結局婚姻費用は離婚成立まで支払いがあったものの、養育費・慰謝料の分割分は成立後すぐに未払いになりました。たとえ調書があっても強制執行で必ず回収できるわけでもない日本では、逃げる男から未払い金を回収するのは困難で、貯金もなかった私はこの先の生活がすごく不安でした。

奇跡的に保育園が決まり、息子が生後8か月から働く事ができ、そこからはがむしゃらに働きました。と言っても保育時間は決まっていて、私の中に「延長保育」という選択肢はなかったためその限られた時間の中で稼げるのは「時給を上げる」の一択でした。

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年数働けば時給のあがる会社ではなく、自分の頑張りでどんどん時給があがるシステムだったこともあり、本当に頑張りました。息子の突発できな熱などでの欠勤・早退も多々ある中で、信頼回復の意味も込めて人一倍…いや5倍は頑張っていたと思います。

そのおかげ成績は全国で5位、勤務先の事業所では1位を取ることができ、時給も半年の間に3回昇格できました。そのため、同じ時間で働くパートさんよりも手取りの金額は多かったです。

しかし、子どもの発熱って多いんですよね。子の前呼び出されたと思ったらまた呼び出し。そしてインフル…月の半分出勤できたらいい時期なんかもありました。なのでいくら時給を上げても出勤ができないので手取りがバイト代にしかならないのです。

そこに養育費があれば…慰謝料が未払いでなれけば…また生活は変わっていたと思います。でも、そんな無い物に希望を持ってはいけないと、ただただ、息子の寝顔を見てはこの先の生活に不安がいっぱいで、涙する毎日でした。

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私がシングルマザーの貧困を乗り越えた方法

涙する毎日を乗り越えたのは「前を向く気持ち」でした。いくら働いたって、いくら悩んだって、無い物はないのです。稼げない時は稼げない、今稼げなくたって、気持ちが沈まなければ死ぬことはない。なんとかなる!精神を持つことにしました。

気持ちの持ちようで、人間ってこんなに変われるんだ…と正直自分でも驚きました。毎日泣いた甲斐があったな、とまで思いましたね。

それからは、国からの手当て・給料・節約でなんとか切り抜けてきました。

あと、私がしたのは「病児保育も利用する」を自分の中で決めました。お熱の息子を慣れない場所に預けるのはとても心配にもなったし息子は辛いのに、すごく申し訳ないとも思いました。

それに、病児保育の利用料は結構高く、一日出勤しても±0なので、金銭的にも精神的にも二人で休んだ方がいいのではないかとも悩んだですが、でも、仕事を長い目で見たとき、息子と生活していくには、息子を大人に育てるには、私が働くしかないと思い、病児保育を利用してまで出勤することにしました。

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ただ、病児保育の時は上司に、呼び出しが来る可能性、早退する可能性、また、早めに仕事を終わらせ終わり次第の退勤の許可を伝え、頂きました。

そうすることで時給を下げないための業務もでき、出勤率をさげないことで有給の日数を確保でき、ただの熱なら利用できる病児保育も、インフルや感染症などには利用できないため、今後どうしても欠勤しなければならない時などに有給を使ってお休みできると考えたからです。

また、当時は知らなかったのですが、お住いの自治体によっては「ファミリーサポート」という、厚生労働省が経営し、自治体管理のサポートシステムもあって、安心・安全にお子さんを預けられるものもあるので、ぜひ調べてみてくださいね!

お金はかかりますが、仕事での信頼回復の方が優先です。欠勤が続いて退職せざるを得なかったなんてことになれば、また職探しからスタートですから。

シンママは誰もが通る道かとは思いますが、シンママって本当にどの会社も受かりにくいです。せっかくみつけた勤務先。できれば手放したくはないですよね…。

また、国からの手当ては自分の収入と子供の人数によって満額になるか、減額か・対象外かが決まります。手当は貰わず、自分の給料だけで生活するのか、手当を全額貰えるように少しゆとりのある働き方で生活するのか、シンママにだって選択肢はあります。

むしろシンママだからこそ、子どもとの時間を考えながら選択肢を広げていってほしいなと思います。

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