今から数年前のできごとですが、当時勤務していた会社の先輩Sに根拠のない悪口をバラ巻かれ、一時期法的手段に訴えることも真剣に考えたほどの事件がありました。
◆登場人物◆
- Sさん 会社の先輩。モテること＝女のスティタスと感じている人。同棲中の彼氏がいながらあちこちで男をつまみ食いしている。
- T君 読書好きでSさんが好き。Ｓさんの送り迎えなどタクシー代わりに使われている
- Aさん 職場の先輩。私と仲が良く皆でよく遊びに行く仲。
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同僚に「T君と怪しい関係なの？」といきなり聞かれ、根拠のない悪口を言われていることに気が付いた
ある日会社の同僚から「T君と怪しい関係なの？」と興味津々に聞かれたことがきっかけで、社内で私とＴ君が怪しい！と根拠のない悪質な悪口を言われていることに気付きました。
親しい同僚から話を聞くと、
- 私とT君は付き合っていないのにエッチな関係になっている
- Aさんから告白されたにもかかわらず、Ｔ君とAさんの気持ちをもて遊んでいる
- 胸もない薄っぺらな体で男を手玉に取るとかよくやるよね
のような悪口のオンパレード。どうりで行く先々でコソコソ話をしている人がいる訳です…
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根拠のない悪口の発生源は先輩Ｓだった！
当然私はショックと怒りを感じましたが、性格的にしつこくねちっこいこともあり、根拠のない悪口の発生源を探すため周囲の同僚に話を聞きまわった所、発生源は先輩Sさんと判明！
Sさんは一見親切そうな人ではありますが、男にモテるのが女の価値と感じている人。同棲中の彼氏がいながらも、他の先輩社員にちょっかいを出す、後輩に仕事を押し付け、社外で知り合った取引先の男性と仕事中にデートに出かけたりと、影でこっそりやりたい放題なことも知っていましたが、特に興味もなかったのでウワサ話もスルーしていました。
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ついに被害は友達（Aさん）にまで…もう我慢できない！
私は普段へらへらしていることもあり、Sさんから軽い扱いをされることがこれまでもありました。表面的には普通の先輩・後輩関係だったのですが、私の何がSさんを刺激したのか何度考えても分かりません。
根拠のない悪口やウワサ話に内心もやもやしている時、急にAさんから告白されました。私はお兄ちゃん感覚でAさんに接しており恋愛感情はなかったので、友達として今後も接していくと話し合い、Aさんの告白はお断りしました。
ところが告白から1ヶ月後、Sさんから突然呼び出されたのです。
「ごめん、私A君とキスしちゃった」
いきなりこう切り出され、私は「はぁ…（Aさん好きじゃないしどうでもいい）」としか言えず、Sさんの話をただ聞いていました。
「二人でドライブに行った時キスされてぇ～」とニヤニヤしながら誇らしげに告げるSさんに、今時マンガみたいなマウントの取り方する人がいるとは…と半ば飽きれましたが、奥手なAさんが、男たらしなSさんを誘うとは当然思えませんでした。
（Aさんの話では、自宅へ送ってと頼まれた時迫られたそう）
これ以上イライラしたくない、女としての品格を傷付けられるのはイヤだったので、Sさんと直接対決しようと決意しました。
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Sさんが根拠のない悪口を広めた理由
人目がある方が逃げられないだろうと思い、他の同僚に協力してもらい4人での夕食会を設定し、Sさんを呼び出しました。待ち合わせ先は個室のある居酒屋。
最初は4人で乾杯した後、30分後他の同僚には退出してもらい、録音すると事前に伝えた上でSさんと問い詰めると、その場で泣きながら理由を話しだしました。
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- 私と同僚T君が共通の趣味である本の貸し借り（ＳＦ系）をしていると知り、これ以上親しくなり付き合い出したら、会社へ送り迎えしてくれる人がいなくなると焦った
- 自分より若い人がモテるのがイヤだった
要は都合よく使えるT君のコントロールできなくなるのがイヤだった、他人のモテが許せないなど、自己の都合で他人を傷付けても平気な人だと分かり、心の底からうんざりしました。
同棲相手がいるのにS君やAさんまでちょっかいを出す浅ましさに嫌悪感しかない、特に私への当てつけでS君やAさんを傷付けたのは人間として最低。
「私への根拠のない悪口も謝って下さい、もし今後再び根拠のない悪口を言いふらしたら、婚約中の彼氏に伝える」と告げると、慌てて謝ってきました。
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私とSさんのその後の関係
一応Sさんとの決着は付けましたが、社内に流れた悪口やウワサはそう簡単に消えることはなく、私がSさんと対決した話もささやかれうんざり。仲の良かったAさんとは気まずく話もあまりしなくなり、本を通じ読書仲間になったT君はSさん経由で本を返してくるなど最悪な関係になりました。
話し合いの後、Sさんは反省するかと思いきや…私に呼び出されいじめられたと周囲に泣きついたようですが、今まで彼氏以外の男性と遊んでいたことを知る人々は、皆無視していたようです。
当然会社の上司に報告・抗議しましたが何もしてくれず、愛想が尽きて1年後転職しました。
一方Sさんは同棲中の彼氏と結婚、同じ地域に住んでいたため子供連れの姿をたまに見かけましたが数年後、元の苗字のネームプレートを付けスーパーで働いているのを見かけたので、多分離婚したのでしょう。
今では元会社のつながりはありませんが、社内のゴシップ的な悪口は根拠がなくても人づてにまん延しやすいですから、社内ではなるべく敵を作らないことも大切なのだとつくづく感じています。
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根拠のない悪口を言われても泣き寝入りしない方法
- 悪口の発生源を突き止める
- 悪口の内容を証拠として記録する
（悪口を言われているLINEのスクショ、日付入りの聞き取り記録・日記を付けておく） - いきさつを知る人を味方に付けておく
- 根拠のない悪口を流した相手には、一対一で問いただす
（話す際、録音することも相手に伝えておく） - 話す際には冷静に話し合う
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根拠のない悪口を言ってくる人は「自分が上で相手は下」のような上から目線、偉そうな気持ちでいますから、下の人間が自分に歯向かう、追い詰めてくるとは夢にも思っていません。
だからこそ一対一で追い詰められると弱気になりやすく、謝罪させやすいようです。
軽い悪口なら放置してもかまいませんが、泣き寝入りは自分の「品格」や「自尊心」を傷付けますし、「知り合い・友達を巻き込む」ような事態の場合にはキッパリ立ち向かわないと、いじめてもいいと認定され、モラハラ・社内いじめの標的にされかねません。
もちろん勇気がない、反論していじめられるかも？のような不安を感じますし、反論する材料や証拠を集めるには時間もかかります。
ですが、この手の人の場合、一度痛い目を見ない限り根拠のない悪口を長し続けますから、一度きっぱりと自分の意志を伝えることも、立派な防衛策につながります。
ただし謝罪だけでは我慢できない時には、根拠のない悪口の証拠をそろえた上で裁判沙汰にするのも辞さない覚悟を持って下さいね。
