近年、インターネットが普及し今では多くの人がスマートフォンを持つ時代となりました。小学生が持っていてもおかしくない世界へと変化しましたが、それに伴い傷つく人も昔より増えたのではないでしょうか。
私の妹は高校生の時、同じ学校の同級生数名にTwitterで誹謗中傷を受け心に大きな傷を負いました。今はとても元気に毎日を過ごしていますが、当時は心を病んでしまうほど辛い思いをしたのです。
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Twitterのダイレクトメッセージを受け取ったのが誹謗中傷の始まり
ある日、妹の元に1通のダイレクトメッセージが届きました。「お前、この前の文化祭で化粧をしてただろ」妹が通っていた高校の校則の1つに「化粧をして登校してはいけない」というルールがありました。
しかし、学生の中にはファンデーションを薄く付けてくる子や「折角の文化祭だから」と化粧をして来る子がいたのです。
Twitterのダイレクトメッセージを送ってきた男(A)は「文化祭で妹が化粧をしていた」と思い、わざわざメッセージを送ったのです。もちろん、妹は化粧をしておりません。
強気な妹は「化粧なんてしてねーよ」と返事をしブロックしました。妹はAと面識がなかったのです。面識のない人にしてもいないことと指摘され、頭に来た妹はつい素っ気ない返事をしてしまいました。
プロフィールを見たところ、学校と学年が同じであることはわかったそうです。しかし、名前を見てもプロフィール画像の顔写真を見ても誰なのかさっぱりわからなかったみたいです。
これが、誹謗中傷の始まりでした。
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Twitterの誹謗中傷の犯人Aと、Aに便乗する2人の女
Aをブロックしていた妹は誹謗中傷されていることは知りませんでした。どのように知ったのかと言うと、友達からのメッセージです。
Aとのやり取りがあった翌日、友達からLINEが届きました。「こんなこと言われてるけど、知ってた?大丈夫?」という言葉と共に送られてきた複数のスクリーンショット。
そこには、妹のことを悪く言うツイートが写っていたのです。
「あいつは文化祭に化粧をして来たくせにしてないと嘘をついた」
「あいつは男に媚びている」
Aのツイートの「あいつ」という部分は妹のフルネームです。それ見た妹は驚き急いでブロックを解除、Aのツイートを見ました。他にもさまざまな誹謗中傷にあたるツイートがありましたが、もっと驚くべきことがあったのです。
それは、別の友達BとCもリプ欄でAに便乗して妹の悪口を言っていたことです。
「あの子見下してる感じあるよね」
「インスタも高いバッグとか投稿して金持ち自慢してる」
友達だと思っていた2人から裏切られ、妹はショックを受けていました。AのツイートやB・Cのリプにいいねが付いていたことで、妹はさらに追い詰められたのです。