信頼していた人にレイプされた。私が「死にたい」という感情から抜け出すまでの体験談

レイプされた男女のトラブル
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ニュースを見ていても、性被害で狙われるのは20代の若い女性が多いです。被害者の女性は傷つけられてかわいそうですが、どこか自分とは切り離して見ていました。自分には関係のない話だと。

まさか自分が性被害にあうとは・・・
それも職場で一番信頼している上司にレイプされることになるなんて思いもしませんでした。

そのときの悔しくて辛い経験を聞いてください。

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親しい同僚と上司と3人で焼肉定食と夜景の約束をしたはずが・・・

私は24才のとき、派遣社員として運送会社で働いていました。運送会社といっても仕事内容はベビー用品の梱包と発送の準備。通販会社へ出向して通販会社の仕事を主にしていました。

上司も同僚もいい人ばかりで仕事も楽しく、とても毎日が充実していました。2年ほど経過し、仲間と食事に連れて行ってもらえるほど、上司によくしてもらっていました。

でも・・・ある日職場で仲良かった同僚と上司と3人で食事に行こうという日がありました。私はその日仕事が休みだったので、上司の仕事が終わったら、有名な住宅のイルミネーションを見に行って焼肉を食べようという話になっていました。

いざ待ち合わせの時間になって上司と合流すると同僚の姿がないのです。来れなくなったみたいと聞かされました。この時点で警戒するべきでした。初めての夜の約束、同僚の不在・・・この時点で怪しいことはあったのに、イルミネーションは夜しか見れないしね!と自己解決したことを後々後悔することとなりました。

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焼肉定食を食べるためラブホテルへ連れていかれ、信頼していた上司からレイプされた

キレイなイルミネーションを堪能したあと、いざ焼肉定食!という流れになったのですが、どうもおかしい。イルミネーションの場所から移動すると焼肉のお店はどんどん通過します。「どこですか?」と聞いたら「もうすぐ着く」・・・と。その時車を走らせていた場所は私もよく知っている場所です。こんな山と木ばかりのところに焼肉定食なんてない。

そう思っていたらなんと着いた場所はホテルでした。さすがに「無理です、帰ります!」と
抵抗しました。でも私はめちゃくちゃその上司のことを信頼していたので、「焼肉定食を食べるだけだ!」と言われたその言葉を信じてしまったのです。本当に愚かだったと思います。

案の定、焼肉定食を食べた後にレイプされました。

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レイプされたことを親しい同僚に相談したら、無視されるようになった

レイプされたことを親しい同僚に相談したことで、私の心は壊れていくことになります。レイプされた事実だけでも相当辛かったのに、私は2次被害に遭うこととなります。

こんなに辛い経験をしても職場に行けば仲良しの同僚がいる、ガムシャラに手を動かしていたら気もまぎれるかもしれない、そんなふうに職場に向かう理由を探してなんとか職場に行っていました。

でも、その行動が仇となって親しい同僚から衝撃的な言葉を言われます。

そんなに辛いことがあったのに職場に来れる神経が分からないよ!周りとも普通に話しているよね?」と。そしてその後はひたすら無視をされ続け、私の精神にトドメをさしました。

私はついに壊れてしまったのです。このとき私はふらふらと運送会社の別の上司のところへ行き、事情を話して仕事が続けられないことを伝え、会社を辞めました。

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レイプされたとき、二次被害にあったときの私の心理状態

上司にレイプされていたとき私は何の感情も持てなくなっていました。無というか、もう一人の私がレイプされている私を見ているのです。無表情で・・・。

のちのカウンセリングでこれは「解離」という症状だと聞かされます。だから心が空っぽのまま職場にも向かえたのかも。だけど同僚に無視されるようになってから、いろんな悲しみや「死にたい」という気持ちがドバーッと襲ってきました。

あのとき「レイプされて辛かった」と同僚に言えたのは、私の中で「レイプは辛くて悲しいものだ。だから私は悲しまなければならない」と思っていたからです。本当は空っぽで無の状態だったのに。どんなふうにレイプされたのか思い出せないような状態だったのに。

仕事を辞めて自宅に帰った私は、両親に「仕事辞めてきたけど、お願いだから何も聞かないで・・・」と言って、1年ほど働かず引きこもることになりました。外に出れば私が働いていた運送会社の車を嫌でも目にするので。運送会社の車や運転手の仕事着を見るだけで吐き気がして体調を崩す状態にまで追い込まれていました。

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レイプされたとき、私はどうすればよかったのか

あの時、私には1度だけ逃げるチャンスがありました。上司がお風呂に入っているタイミングです。あのときに勇気を出してホテルを飛び出すべきでした。

お風呂から上がって、私を力ずくで押し倒したときの上司のぎらついた目、私の首にあった上司の手・・・抵抗したら殺されるかもしれないとハッキリ感じたのを覚えています。だから怖くて抵抗できませんでした。抵抗しなかったせいでのちに警察にいったときに被害と認められなかったんけどね。

だけど後悔していても何も始まりません。もしあなたも私のように逃げられなくて苦しんでいるのなら「私がレイプされたショックから立ち直るためにしたこと」を参考にしてもらえたらと思います。

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  • 性被害者の支援団体にお世話になった
  • 運送会社の上の立場の人の奥さんが同僚の中にいたので、被害状況を伝えてもらった
  • カウンセラーに心のケアをしてもらった
  • 病院の婦人科で病気になっていないか、妊娠していないかなどの検査をした
  • 時間が経ってからだったけど警察に被害を申し出た

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調べると「もっとしなければならないこと」はたくさんあるみたいなのですが、私の場合これらを行うだけで精一杯でした。

どうやらレイプされたときの服装で、お風呂にも入らずトイレも行かずに24時間以内に警察へ直行するのがいいそうです。婦人科にもすぐにかかるべきなのだそう。

レイプされたら回復するにつれて落ち込んだり死にたい気持ちが大きく膨らんでくるので、無感情の状態のうちに警察に直行していたら・・・と、今では思います。

そして私はこの時付き合っていた彼氏のことをすごく傷つけてしまいました。その後、結婚したのですが、彼氏の浮気と嘘が発覚し、結婚してからわずか2ヶ月で離婚へ向かうことになりました。私があのときレイプなんてされなければ、彼氏はあんなふうにならなかったのに・・・私は彼氏に裏切られてから、より一層自分を責めるようになりました。

しかし3年前の36才のときに再婚してからは、幸せな日々を過ごしています。再婚時にはレイプされてから12年の月日が流れていましたが、やっとあの忌々しいレイプの記憶から完全に解放されたような気がしたので。

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