ゲームアカウントの乗っ取り犯人を特定する方法

ゲームアカウントを乗っ取り人間関係のトラブル
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場所を選ばずプレイできるスマートフォンのゲームアプリ。ちょっとした時間つぶしに使えて便利ですよね。夢中になってしまい、時間を忘れて遊んでしまう人もいるでしょう。

しかし、本来なら楽しいだけのゲームを悪用して、詐欺を働く人もいます。

不正アクセスによる『ゲームアカウントの乗っ取り詐欺』。話には聞いていたものの、自分が被害者になる日が来るとは思いませんでした。

これはゲームアカウントの乗っ取り被害に遭った私の体験談です。

解決していないものの、ゲームアカウントの乗っ取り犯人を特定することに成功しました。事件の経緯と、私が犯人の特定に成功した方法について紹介します。

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ゲームアカウント乗っ取り被害に遭った経緯

広告で見かけたゲームをインストールしたのは、2019年の春ごろでした。

ジャックポットやハイスコアを出すと、ランキングにプレイヤー名が載ります。

あるとき、日本語で、コインを分けてほしいという話がありました。

Twitterのアカウントを教えられたので、専用のTwitterアカウントを作り、数回やりとり。そして、アイテムの交換をすることで話が決まりました。

すると相手が、「確実にアイテムを持っているか見たい」と希望したのです。

ゲームのログイン方法は以下の3種類。

  • Facebook
  • WeChat
  • Twitter

上記3つのうち、私はWeChatを利用していました。

『ログイン方法をTwitterに変更して、IDとパスワードを教えてほしい』

そう相手に言われた段階で、詐欺だと気付くべきでした。

タイミングの悪いことに、私は徹夜明け。まったく頭がまわっておらず、つい相手に情報を渡してしまいました。

すると相手にアカウントとパスワードを渡した後、所持していたアイテムが消えました。さらにTwitterのパスワードも勝手に変更されたのです。Twitter・ゲームどちらもログインできなくなりました。

Twitterアカウントが、普段使っているものでなかったのだけが救いです。

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どうしてもゲームアカウントを取り返したかった理由

すぐに詐欺だと気付き、言葉にはならないほど腹が立ちました。自分も迂闊ですが、それは詐欺を許す理由にはなりません。

ゲーム内アイテムは諦めるとしても、アカウントを取り戻そうと考えました。

「パスワードを変更されてしまい、Twitterとゲームにログインできない」たかがゲームだと言えば、それまでです。

それでもアカウントを取り返したかったのには、ゲームを始めた理由が関係しています。

2019年、私は、病気で余命わずかな犬と暮らしていました。犬は、なぜか0時から4時までは、毎晩うとうとしながら起きていたのです。その犬が眠るまでのあいだ、眠気覚ましとして始めたのが、このゲームでした。

そのため思い出のあるアカウントが、詐欺師の手にあるのが、許せないと感じたのです。

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ゲームアカウントの乗っ取り犯人を特定し取り返す方法

状況次第で使えない可能性もありますが、私が相手と連絡を取った手順を紹介します。

私も、犯人の住所氏名までは特定できていません。それでもアカウントを奪った相手に連絡して、Twitterアカウントは取り返しました。

つまりゲームにもログインできるようになったのです。

まず、運営に「不正アクセスによりアカウントを奪われた」と報告。すぐに私のゲームアカウントは凍結され、使えない状態となりました。

支払予定だった課金情報は、取り消しの申請。相手が運営に連絡しても、料金未納で止まるはずです。

さらに、相手および奪われたアカウントに、別なアカウントからリプライで連絡しました。予想の範囲内でしたが、すぐに相手はアカウントを変更。

そこでIDの追跡を行い、変更した相手の新しいアカウントに、リプライを送ったのです。

Twitterのアカウントと聞くと、一般的には「@」が付いたものを想像しますよね。この@が付いたものは「スクリーンネーム」と呼ばれ、自由に変更可能です。

ただし、Twitterには「ユーザーID」というものもあります。このユーザーIDは、スクリーンネームを変更しても変わらない仕組みです。

もちろん年月が経過すると、追跡しきれない可能性も考えられます。しかしスクリーンネームを変えた直後なら、追跡が可能なのです。

翌日、警察に行って状況を報告して、対処を相談しました。「解決は難しいだろう」というのが警察の見解です。おそらくは「難しい」と言われるとは考えていました。

それでも、何の努力もせずに終わらせたくなかったのです。

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ゲームアカウントの乗っ取りから取り返すことに成功したものの・・・

そのまま逃げられるかと思いきや、相手から連絡が来ました。

アイテムはすべて使ってしまい、返却は難しい

他のユーザーに見られたくないからリプライはやめてほしい

相手からの連絡は、実に身勝手なものでした。

私はゲーム内アイテムではなく、Twitterアカウントの返却を求めました。すると相手から、勝手に変更されたTwitterアカウントのパスワードが届いたのです。

すぐパスワードを自分で変更しました。これで運営がゲームアカウントの凍結を解除すれば、ゲームにログインできます。

今回の件では、私にも落ち度があります。

パスワードさえ渡さなければ、こんなことにはならなかったはずです。だからといって、詐欺は許されません。

相手は「少しずつでもアイテムは返す」と話していましたが、結局そのままです。

未成年が詐欺を働いたのだとしたら、なおさら「なかったこと」にしたくないと感じます。「詐欺をして遊ぶ」といった習慣が付くのは、どう考えても良いことではないからです。

不正アクセスや詐欺は、違法です。

「ゲームアカウントの乗っ取りなど関係ない」と感じる人もいるでしょう。

しかしゲーム以外でも、SNSアカウントを使ってログインするものがありますよね。そのため誰でもパスワードの管理には気を付けなくてはなりません。

思い出が汚されたようで、現在も、ゲームにはログインできないままです。自分の落ち度を考えても、やはり、受け入れられません。

アカウント自体は取り戻しましたが、他の対応が出来ればよかったと感じています。個人情報が特定できたなら、弁護士に相談して裁判沙汰にしたいとすら感じた出来事でした。

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寄稿者:未経験、初心者に!Webライターで収入を得る方法.