痴漢に間違えられた僕が無事疑いを晴らした話

痴漢に間違えられた男女のトラブル
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学生や車を持っていない社会人の中には、電車を交通手段にしている人も多いでしょう。電車はその利便性の高さから、通勤通学以外にも旅行や観光にも使われ、現代ではなくてはならない公共交通機関です。

しかし、その利便性の高さゆえ時には心ない人たちの他人を攻撃する場に変わってしまうこともあります。

具体的には駅員さんへの暴力や窃盗、痴漢に間違えられたりなどですがその全てを自分が注意するだけで避けようとするのは不可能に近いです。

駅員さんへの暴力は乗客が加害者になる物なのであまり関係ありませんし、窃盗に関してはギリギリ自分が気を付ければ防げる範囲です。

しかし、痴漢に間違えられた場合はどうでしょうか。自分で避けることは不可能に近く、間違えられた側にほとんど勝ち目はありません。私たちにできるのは痴漢に間違えられた時にできる正しい対処法を知ることだけです。

仮に、正しい対処法を知らないまま痴漢に間違えられたとしましょう。おそらく自分の主張をするだけでは警察は相手にもしてくれないでしょう。これは僕が実際にちに間違えられた体験談です。

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通学中に痴漢に間違えられた話

僕の体験談をお話しします。僕が大学生の頃、まだ車の免許を持っておらず大学へ登校するときや遊びに行く時など、頻繁に電車を使っていました。

「痴漢」という言葉自体は知っていましたが、長年電車に乗ってきて自分が被害に遭いどころか被害に遭っている人を見たこともなかったので、自分の中でどこか遠くのもののような認識になっていました。

そんなある日、用事で朝早く出かける必要がありどうしても満員電車に乗らなくてはならない時がありました。

初めて体験した満員電車は予想より遥かにすし詰め状態で身動き一つ取れないような状態だったことを覚えています。音楽を聴きながら左手で吊革を持ち、右手でスマホをいじっている体制でした。

するとそれはなんの前触れもなく僕の前に現れました。電車に揺られること数分が経ち、もうすぐ次の駅というアナウンスが流れていたと思います。「この人痴漢です!!」突然聞こえてきたと思ったら僕の右手を掴んで女の人がこちらを睨んでいました。

突然のできことに動揺することしかできなかった僕ですが、なんとか弁解しなければならないと思い「僕じゃありません!」と言ったものの聞いてもらえる気配がありません。

考えてみると当然のことで、勇気を振り絞って周囲に訴えている人が冷静なはずがなく、自分の決定を疑いもしないでしょう。

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その時の僕は、数十秒の間だったけれど色々な考えが頭をよぎりました。その中でも特に強かったのは「社会的地位」の問題です。痴漢冤罪で一番怖いのがこれでしょう。

しかし、本当に偶然だったのですが思わぬところから助け舟が出されました。
僕が何を言っても通用しない絶望感に打ちひしがれていると、別の女性が「その人は痴漢じゃないです!痴漢はこの人です!私見てました!」と僕のすぐ近くにいた男性の手を掴み被害者女性の前に連れ出しました。

その男は次の駅につくなり逃げてしまいましたが、その女性のおかげで僕の疑いは晴れ何事もなく済みました。(身分証の提示などはしましたが)

後で聞いた話ですが、その男は無事につかまったようです。

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痴漢に間違えられた時の正しい対処法

今回の僕のケースは非常に運が良く、偶然助かったに過ぎません。この経験から痴漢冤罪について調べたのですが、男性が冤罪を晴らせるケースは珍しいです。

痴漢に間違えられた時のよく聞く対処法としてその場から立ち去るという痴漢がありますが、あまりお勧めできません。なぜなら、リスクに対してメリットが少ないからです。

逃げる時には、逃げきれなかった時に不利になる・逃げる時に他の人に怪我をさせてしまう可能性がある・逃げる場所によっては別の罪に問われることがあるなどのリスクがあります。

それに逃げ切れたとしても、逮捕されない保証はありません。駅内には多くの監視カメラがあり、顔はバレるでしょうからその情報を元に後々逮捕されるかもしれません。

では、痴漢に間違えられた時はどうすれば良いのか。疑いをかけられている人にできることはあまり多くはありません。まず一番初めにやることは弁護士に相談することです。

しかし、急に弁護士なんて言われてもすぐに電話できる人はそういないでしょう。ですから、満員電車に乗る機会が多い人は信頼できる弁護士の連絡先や弁護士事務所の電話番号などをスマホのメモ機能にでも控えておくことをお勧めします。

こんな経験をしたから言えることですが、電車に乗る人ならば弁護士との連絡手段を確立しておくのは必須だと思っています。弁護士に電話できれば後はその弁護士の指示に従っていれば解決できることが多いです。

後は、両手で吊革を持つなどして周囲に「私は痴漢をできる体制じゃありません」とアピールすることも大切です。そうすることで、自然と疑いの目を避けることができます。

電車に乗る機会が多い人は是非参考にしてみてください。

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